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子なし夫婦は老後が悲惨って本当?不安に押し潰されそうなDINKsはぜひ読んで

人間は誰しもひとつや二つ、あるいは数えきれないほどの将来への不安を抱えているもの。
不安は現状を改善しようと行動するきっかけになるので人間にとって大事な感情ですが、不安で自分のしたい選択がわからなくなってしまうのは考えものですよね。

「DINKsや子なし夫婦は老後が悲惨だ」なんて言葉を時折耳にして、不安に襲われる人も少なくないはず。
しかし、なぜ子なし夫婦の老後が悲惨だと言われるのか、気になったことはありませんか?
筆者もそうした言葉を見かけるとDINKsとしての将来に不安を感じずにはいられませんが、その一方で誰が何を根拠にそう言っているのか見極めるようにしています。

今回はDINKsの老後が悲惨と言われてしまう理由について解説いたします。なぜ老後が悲惨と言われているのか、その意見を発している人の背景も含めて考えてみてみましょう。

DINKs夫婦の将来は本当に悲惨なのか?

ネット上には「DINKs夫婦の将来は悲惨だ」といった声も散見され、不安に感じてしまったDINKs夫婦の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から言ってしまうと、悲惨と感じるかどうかはあくまで個人の主観です。
ある人から見れば幸福な老後かもしれないし、また別の人から見れば悲惨な老後なのかもしれません。

このような不安になる言葉を目にした時にまず考えていただきたいのは、誰がその意見を言っているのかです。

たとえば今回筆者が見た「DINKsの老後は悲惨」だと意見しているのは次のような背景の人たちでした。

  • 少子化問題を不安視している人(子なし夫婦を減らしたい)
  • 保険や投資などの営業マン(不安を煽って自分のビジネスにつなげたい)
  • 子育てしている人(苦労して子育てをしている自分自身を報いたい)

人それぞれ異なる価値観や背景があって自分自身の意見を発しているので、正しいか間違っているかを論じる気はありません。
ただ、どういった立場の人が意見を言っているのかを考えてみると「言うほど悲惨ではないのかも」「当事者の人たちが言っているわけではないんだな」と冷静になれると思います。

かくいう筆者の意見も一つの意見に過ぎませんので、あなた自身が「子なしの老後は悲惨そうだ」と感じるならば、そうならないよう対策を練りましょう。
悲惨な老後を迎えないためにも、なぜ子なし夫婦の老後が悲惨と言われるのか、その理由を知る必要があります。

次の章でDINKsの老後が悲惨と言われてしまう理由についてご紹介します。
ぜひこの機会にご自身の将来についても改めて考えてみてください。

DINKsの老後が悲惨と言われてしまう5つの理由

DINKsの老後が悲惨と言われてしまう理由には以下の5つがあると考えられます。

  • お金
  • 介護
  • 相続
  • 生活
  • 生きづらさ

具体的な例を挙げてみましょう。

生活水準が高くお金が貯まらない

DINKsの老後が悲惨と言われる理由の一つ目は、生活水準が高くお金が貯まりにくいことです。
ネット上を見ても「DINKsはお金に余裕があるから派手に使っている」というイメージを持っている人も多いよう。
筆者個人の意見としても確かにDINKs夫婦はお金に余裕がある人が多いと感じます。
子供がいない分子育てにかける分のお金が浮きますし、キャリアを積極的に追求しやすいため所得も伸ばしやすいです。
入ってくるお金が多い反面、出ていくお金も多ければお金はなかなか貯まりません。
高い生活水準に慣れてしまい、貯金ができないまま老後を迎えたら確かに悲惨かもしれないですね。

★これで不安解決!
共働きで子供がいないDINKs夫婦の方が経済的には圧倒的に有利なはずです。
きちんとお金の管理をしていれば老後のための貯金もDINKsの方が貯められるでしょう。
早め早めから計画的に老後のための資金づくりに目を向けてみてくださいね。

介護してくれる子供がいない

DINKsが悲惨と言われる理由の二つ目は、介護してくれる子供がいないことです。

子供がいなければどちらかが面倒をみるしかありません。
必然的に老老介護になりますし、介護施設に預けると費用がかかって老後の家計を圧迫しそうです。
また、パートナーと死別した時、頼れる家族がいないのは確かに寂しい老後になりそうなイメージがありますね。

★これで不安解決!
子供がいたら必ず自分たちの老後の面倒を見てくれるのかと言われると、そうとも限りません。
昨今は核家族化が進み、親子離れ離れで暮らしているケースが多くなっていますし、仕事と親の介護を両立できる子供が共働きのこの時代にどれだけいるでしょうか。
結果的に子供がいても介護施設に入れられるケースは多く、子供に面倒を見てもらいたいという親のエゴは叶わないかもしれません。
なので子供に介護してもらえないのはDINKs夫婦に限った老後の不安ではないと言えます。

相続でパートナーの家族とモメる

DINKsが悲惨と言われる理由の三つ目は、相続でパートナーの家族とモメるケースが多いことです。

夫婦に子供がいれば遺産の相続は子供が最優先になります。
一方で、子供がいない場合は配偶者、本人の親、本人の兄弟姉妹にも相続の権利が生じます。
銀行預金など配分しやすい遺産に関してはモメることは少ないのですが、不動産や土地など分け与えることが難しい財産に関しては、遺言書等で財産を誰に受け継ぐのか明記されていないとモメる可能性があるのです。
生きている間に相続についてしっかりと考えをまとめておかなければ、残された方がトラブルに見舞われて悲惨かもしれませんね。

★これで不安解決!
遺言書を作成することで、今後どんな人生を歩みたいか考えるきっかけになるという効果もあります。
残されるパートナーのためにも、終活は抜かりなく。

生活がマンネリ化しやすい

DINKsが悲惨と言われる理由の四つ目は、生活がマンネリ化しやすいことです。

子供がいると運動会、入学・卒業、受験、就職など時期に応じてさまざまなイベントがあります。
子供と一緒に遊んだり、自分の子の成長を育て、見守るという楽しみがあるでしょう。

その点、DINKs夫婦の場合は自ら積極的にイベントに参加しなければ、似たような日々の繰り返しになりやすいです。
刺激を求めて不倫に走ってしまい、夫婦として最悪の事態を招いてしまう可能性もあります。

★これで不安解決!
新しいことにチャレンジし、自分自身の経験や成長の機会を大事にしましょう。
やったことのない趣味も食わず嫌いせず一度試してみると視野や交流が広がるかもしれません!

少数派なので生きづらい

DINKsが悲惨と言われる理由の五つ目は、少数派で生きづらいことです。

近年は子供を持たない夫婦の割合も少しずつ増えてきていますが、自分よりも上の世代は子持ちの家庭が圧倒的に多いです。
そのため、子持ちのコミュニティに入りづらかったり、子持ちの人の会話についていけなかったりといったことは避けられないでしょう。
子持ちの友人から心ない言葉をかけられることもあると思います。
相手に悪気がなくても、何気ない一言に傷つくことは今後もあるでしょう。

★これで不安解決!
子供がいてもいなくても、生きていれば「生きづらい」と感じることは人生に山ほどあります。
将来の不安も、誰にでも等しくありますよね。
子なし夫婦ばかりが不安や生きづらさを抱えて生きるわけではありません。
少数派だからと言って卑屈にならず、何事も前向きに捉え「ないもの」ではなく「あるもの」を大切にして生きるようにしましょう。

まとめ

今回はDINKsの老後が悲惨と言われてしまう理由について解説いたしました。
将来や老後の不安は誰しもあるもの。
介護や相続の問題も、突き詰めればDINKsに限った話ではないので、今から過度に不安を感じる必要はないと思います。
DINKsは共働きかつ子供の教育費が必要ない分、まとまった資産を築きやすいといったメリットもあるので、老後の資金も今からしっかり備えれば大丈夫でしょう。
ただし財布のヒモが緩みがちなDINKs夫婦も多いのでその点にはご注意!

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