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Z世代の2人に1人が「子どもが欲しくない」子どもが欲しくない理由ランキング

テレビやメディアなどで「異次元の少子化対策」についての議論が大きく取り上げられている昨今ですが、BIGLOBEが実施した「子育てに関するZ世代の意識調査」というアンケートによると、Z世代の2人に1人が「子どもが欲しくない」と回答

この結果が今、話題となっているんです。

今回は、Z世代の2人に1人が「子どもが欲しくない」と回答したアンケートについて、理由などもあわせて詳しく見ていきたいと思います。

Z世代の2人に1人が「子どもが欲しくない」と回答

参照:ANNnewsCH

全国の18歳から25歳までの男女500人が回答した、2023年2月実施のBIGLOBE「子育てに関するZ世代の意識調査」によると、「将来結婚して、子どもがほしい」が44.9%だったのに対し、「子どもがほしくない」は45.7%でした。
Z世代の2人に1人が「子どもがほしくない」と回答したことになります。
なんなら子供が欲しくないという回答が欲しいを上回る結果となっていることに驚きです。

子どもが欲しくない理由ランキング

同アンケートによると、子どもがほしくない理由は、「お金の問題」が17.7%、「お金の問題以外」が42.1%、「両方」が40.2%という結果でした。
経済的な理由から子どもが欲しくないと考えている人も少なくありません。

また、お金の問題以外で子どもがほしいと思わない理由をランキング形式にまとめてみました。

お金の問題以外で子どもがほしいと思わない理由ランキング
1 育てる自信がないから 52.3%
2 子どもが好きではない、子どもが苦手だから 45.9%
3 自由がなくなるから
自分の時間を制約されたくない
36.0%
4 これからの日本の将来に期待ができず、子どもがかわいそうだから 25.0%
5 子どもを育てにくい世の中だから 20.9%
6 仕事と育児の両立が大変そうだから 18.0%
7 健康上の理由から 16.9%
8 子どもを持たないという選択も増えているから 14.0%
9 子育てでもめている夫婦を見るから 12.8%
10 パートナーとの協力が難しいから 11.0%
11 離婚するかもしれないから 8.7%
12 戦争、環境問題、災害など日本・世界の未来が心配だから 7.6%
13 その他 5.2%

参照:BIGLOBE「子育てに関するZ世代の意識調査」

厚生労働省の「人口動態統計速報」によれば、2022年1月〜10月の出生数は66万9,871人と過去最少の水準となっており、少子化に歯止めがかからない状況です。
日本で安心して子どもを育てる環境が整わない限り、少子化を食い止めるのは難しいと感じますよね。

先ほどの「子どもが欲しくない理由」のランキング結果の中でも「これからの日本の将来に期待ができず、子どもがかわいそうだから」「子どもを育てにくい世の中だから」「戦争、環境問題、災害など日本・世界の未来が心配だから」、このあたりは社会が変わっていかなければ解消できない部分だと感じます。

今の日本にとって最大の課題である少子化。
そんな中、Z世代の半数が「子どもがほしくない」と回答したという今回の結果を見ると、輪をかけて深刻な状況といえますね。
政府は子育て支援策の強化をはかっていますが、お金の問題以外でこれだけの理由が上がると思うと、金銭面以外の対策も必要なのだと考えさせられます。

また、意外だったのはお金の問題以外で子どもがほしいと思わない理由のTOP3です。

1 育てる自信がないから
2 子どもが好きではない、子どもが苦手だから
3 自由がなくなるから、自分の時間を制約されたくない

自分自身の価値観に率直で、「自分の人生」を考えていると感じられる回答が上位を占めているように思います。
なかなか興味深いですね。

⚫︎ちなみに「Z世代」とは

明確に定義はされていませんが、Z世代とは一般的に1990年代後半から2010年代に生まれた世代を指します。
1960年から1970年生まれの世代をアメリカでは「X世代」、続く世代をY世代、Z世代と呼び、日本のZ世代はそれに由来しているそうです。

子ども欲しくない Z世代

Z世代の約半数が「子どもを欲しくない」・・・この結果を受けて

Z世代の約半数が「子どもを欲しくない」と回答した・・・。
この結果を受けて、皆さんはどのような感じているのでしょうか。
SNS上の声をのぞいてみました。

まとめ

今回は、Z世代の2人に1人が「子どもが欲しくない」と回答したBIGLOBE実施の「子育てに関するZ世代の意識調査」についてご紹介するとともに、子どもが欲しくない理由をランキング形式でまとめてみました。
子どもを持つ、持たないには個人そして夫婦それぞれの考え方があり、尊重されるべきものと思います。
ですが「欲しいけれど持てない」という夫婦もとても多い。
そしてお子さんがいらっしゃる家庭も、選択子なしとして生きていくことを決めた夫婦もそれぞれ抱えているものがあるでしょう。
社会の一員として、自分とは違う家族の形に対して「他人事」と一蹴するのではなく、それぞれの課題に「自分事」として向き合い、皆が過ごしやすい社会を共に形成していこうという姿勢が今後求められていくのではないでしょうか。

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