2023年秋にアニメが完結を迎えた進撃の巨人!
原作も一足先に完結し、世界中の多くのファンを沸かせました!筆者もその一人!
進撃の巨人に登場する言葉やセリフはとても奥が深く、心に響く名セリフが数多く存在します。
人生の教訓とも言える名シーンがたくさんありますよね。
そこで今回は、進撃の巨人の心に響く名セリフを集めてみました!
進撃の巨人の心に響く名シーン・名セリフ集
進撃の巨人ファンである筆者の超独断による名セリフ集をご紹介します!!
「悔いが残らない方を自分で選べ」ー リヴァイ・アッカーマン
「悔いが残らない方を自分で選べ」
その場で巨人化して戦うか、リヴァイ班を信じて(作戦を信じて)進み続けるかエレンが悩んでいる場面で、リヴァイが言ったセリフです。
リヴァイは自身の選択で大切な仲間を死なせてしまった過去があります。
その時の自分にできる最善の選択をしたつもりでも、結果は誰にもわからない。
自分を信じても、仲間を信じても。
ならばせめて、悔いが残らない方を自分で選ぶべき。
リヴァイはエルヴィンのことを信じているので、エレンにはその場で戦わず作戦通りこのまま進んでほしいと思っていたでしょう。
しかし自身の過去の経験から、そう命令するのではなく、エレン自身に選択をさせました。
人生は選択の連続。そして結果は誰にも分からない。
ならば悔いが残らない方を自分で選択し、その結果がどうであっても受け止めて前に進んでいくことで成長する。
自身がそう経験してきたことを、リヴァイ兵長なりにエレンに伝えたかったのかもしれません。
この記事を読まれている方の多くも、大切な人生の選択に思い悩む時があることと思います。
このセリフはそういった人生の選択をする場面にもリンクしますよね。
座右の銘にしているという進撃ファンも多いようです!
「僕は負けてないよ 僕は逃げてない」アルミン・アルレルト
「僕は…負けてないよ… 僕は逃げてない」
近所のいじめっ子たちからいつもいじめられていたアルミン。
そんなアルミンを見かけたエレンが「やり返さないからナメられる。負けっぱなしでいいのかよ?」と言います。
するとアルミンが「僕は…負けてないよ 僕は逃げてない」と言い返します。
その言葉が響いたのか、エレンとアルミンはこの日から友達に。
思えばアルミンは逃げ出したことはこれまで一度もないのです。
どんな時も。
この場面はその後、アルミンが超大型巨人と戦うシーンにも通じます。
超大型巨人と対峙したアルミンも逃げませんでした。
自分の体が焼き尽くされようと、逃げずにエレンが超大型巨人を討ち取ってくれるまで役目を果たしました。
アルミンは自分のことを弱い、足手まといだと卑下することが多いですが、アルミンは弱くなんてない!!
むしろアルミンって、誰よりも強いし勇敢だよね。このシーン、大好きです。
「特別じゃなきゃいけないんですか?」カルラ・イエーガー
特別じゃなきゃいけないんですか? 絶対に人から認められなければダメですか?
少なくともこの子は 偉大になんてならなくてもいい。人より優れていなくったって。
だって、見てくださいよ。こんなにかわいい。だからもうこの子は偉いんです。この世界に生まれて来てくれたんだから。
これは当時の調査兵団団長・キースが壁外調査で多数の死者を出して帰還した場面で、エレンの母・カルラが言ったセリフです。
キースは団長になってから多数の犠牲を出しながらも功績が挙げられずに悩んでいました。
カルラに「いつまでそんな事を続けるんですか」と聞かれ、凡人は何も成し遂げられないと怒鳴りつけてしまいます。
その時に、カルラが言ったこのセリフ。
何も成し遂げなくたっていい。生まれてきただけで偉いんだから。
エレンを愛おしく思うカルラの母としての愛が詰まった言葉でした。
キースは特別な人間になりたかったが、自分は違ったと後に言っています。
壁外調査で多くの命を犠牲にしているのに功績を上げられていないことなどからそう感じていたのでしょう。
そして、後に団長となる当時の部下・エルヴィンの方が優れていて、これが特別な人間なのだと心の中では感じていました。
しかし、キースを含め、特別じゃない人間などいない。
カルラはエレンへの思いだけでなく、キースにもきっとそれが伝えたかったのではないでしょうか。
自分は凡人ではない、特別なんだということを証明しようとキースが無理をしている姿を見てきて、心配していたのだと思います。
「命の意味」や「存在意義」に度々スポットライトが当てられる進撃の巨人。
数多くある名シーンの中でも、心に残る場面でしたね。
「あぁ…いいな」− マルロ・フロイデンベルク
「あぁ…いいな」
このたった一言?と思う方も多いかも。
でもこのたった一言が、私は忘れられないんです!
これは、マルロが死ぬ直前に描かれたシーン。
エルヴィン団長が自ら先陣を切り、獣の巨人に向かって「特攻」を仕掛ける場面です。
この作戦では、みんな生き残れないことがわかっていました。
リヴァイが獣の巨人を討ち取るための陽動だったからです。
自ら志し、調査兵団に入ったマルロ。
マルロは同期の中でもひときわ意識が高く、勇気ある行動を取ってきた真面目な兵士の一人ですが、避けることのできない「死」を目前にしたときに、漏れたのがこの一言。
このセリフは、たった一言でありながら、さまざまな感情が込められていると思うのです。
死に向かって進んでいる中、「生きること」の素晴らしさを心の底から実感したのか。
この戦いの場にいない、まだ寝ているであろうヒッチを思い浮かべ「羨ましい」と思ったのか。
きっと、そのどちらも・・・そしてそれ以外にもいろんな感情があったのだろうと思います。
どんなに意志が強く勇敢でも、死への恐怖を感じない人なんていないんだと痛感させられる一コマでした。
さらに「死を目前にしてヒッチのことが好きだった自分に気がついた」という説もあるのではないでしょうか。
ヒッチがぬくぬくと寝ているのが羨ましいのではなく、寝ているヒッチのことを「いいな」と思い浮かべた。
また、「ヒッチが生きているなら、いいな」とも取れます。
自分がここで命を捧げることで、ヒッチがこの世界で生き続けられるのならば、いいな。と自分の死の意味を受け入れた瞬間だったのかもしれません。
そう思うと一段と胸が締め付けられるように切なくなりますよね。
ヒッチもまた、マルロのことを想っていたでしょうし、生きている間にお互い思いを伝えられなかったのが辛いですが・・・
人類のために命を捧げたマルロの最期の言葉、たった一言ですが、心に残ります。
「みんな何かに酔っぱらってねぇとやってらんなかったんだな…」ケニー・アッカーマン
酒だったり 女だったり 神様だったりもする。
一族、王様、夢、子供、力…
みんな何かに酔っ払ってねぇと やってらんなかったんだな…
みんな何かの奴隷だった
リヴァイの伯父・ケニーアッカーマンが死ぬ間際の言葉です。
ケニーは暴力や権力など、「力」を信じ、生きてきた一匹狼の荒くれ者です。
このセリフを借りれば、ケニーは「力」に酔っ払っていて、「力」の奴隷だったのでしょう。
人は何かにすがらなければ生きていけない脆さを抱えた生き物です。
食べて生殖することだけを求めて生きる生物とは異なる側面を持つ人間だからこそ、何かを信じ、何かを追い求めることで生きていけるのだと感じさせる言葉です。
エレンの場合は「自由」、エルヴィンの場合は「夢」でした。
それを追い求めて進んでいく人生は、ある意味でそのものの奴隷なのかもしれない。
ケニーはそう感じていたのでしょう。
ケニーは最期、自身が生き延び、力を得る希望であった「巨人化できる注射」をリヴァイに渡して死んでいきます。
力の奴隷だったケニーは、最期、力を手放すことで解放されたのではないでしょうか。
多くの人の命を犠牲にしてきたヴィランのようなケニーの人生でしたが、最期のシーンは涙無くしてみられませんでしたね。
進撃の巨人の名セリフ集でした!
いかがでしたでしょうか?筆者厳選の進撃の巨人の名セリフ集をご紹介しました!
他にも泣けるシーンは多々あるので、選ぶのが難しかったのですが・・・
そして時間があればまた更新するかも・・・!!
進撃の巨人は漫画としての面白さはもちろんのこと、世界や人生というものについて考えさせられる名場面もとても多い作品です。
まだ読んだことがないという方は、ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか♪