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【子育て適性を考える】子育てに向いていない人の特徴

結婚や退職などを機に妊活について考え始める方も多いと思います。
しかし「自分は子育てに向いていないかも…」と自信を持てず、子どもを持たない選択をする夫婦も現代には数多くいます。

実際のところ、子育てに適性というものがあるのかどうかすら明言はできません。
産む前は育てられるか不安でも「産んでみたら何とかなった」「親としての自覚が芽生えた」という方も多くみえますよね。

しかし、子どもを産んでから「やっぱり自分には子育ては向いていなかった」と途中で放り出すことはできません。
自分に子育てをする責任感や覚悟が持てるのかどうかは自己分析の一環としても知っておきたいところですね。

そこで今回は、「子育て適性を考える」と題し、子育てに向いている人・向いていない人の特徴を考えてみたいと思います。

* こちらの記事は約4分で読めます

子育てに向いている人の特徴

子育て 向いていない

まずは「子育てに向いている人」の特徴を見ていきましょう。

自分より子供を優先できる

当たり前のことではありますが、自分のことよりも子供を優先できる人は子育てに向いていると言えるでしょう。
子供を産むと何事もまずは子供中心の生活になっていきます。
自分の欲求よりも子供の欲求を最優先しなければならない場面も増えますし、「自分を犠牲にする」という表現を使う人もいます。
「自分のやりたいことはやってきた。これからは子供の幸せのために時間と労力を費やしたい」と思える人であれば子供優先の日々も乗り越えられるでしょう。

自己肯定感が高い

自己肯定感とは、その言葉からも分かるとおり「自分を肯定する感覚」のこと。
他人と比較して自身を評価するのではなく、ありのままの自分自身を受け入れ、認めることができているかどうかを表す感覚です。
「自分には価値があると思える」「今の自分に満足している」といった心の状態は自己肯定感が高いと言えます。

一般的に自己肯定感の高い人は自分の言動に自信を持っており、ポジティブ思考です。
他人の目や評価を気にすることなく自分自身の決断を信じ、前向きに進んでいくことができます。

自己肯定感の高い人は子育てにおいても他の家庭と比較して思い悩んだりクヨクヨすることが少なく、さまざまな出来事を楽観的に捉え直して乗り越えていく力を持っている人でしょう。

幼少期に愛情を注がれて育った

幼少期に愛情を注がれて育ったか否かも、自身が子育てをする上で影響を及ぼすと考えられています。
親から十分な愛情を感じられて育った人は自分の子供にも素直に愛情表現をすることができます。
円満な家庭を肌で感じて生きてきていれば、自分が温かな家庭を持つイメージも湧くでしょう。

子育てに向いていない人の特徴

子育て 向いていない

続いて「子育てに向いていない人」の特徴を見てみましょう。

子供より自分のやりたいことが優先

子供よりも自分のやりたいことを優先したい人は子育てに向いていないと言えるでしょう。
「やりたいことがたくさんある」「まだまだ仕事を頑張りたい」「夫婦2人の時間を楽しみたい」といった方は、適性というよりかはタイミングとしてまだ子育てが難しいかもしれません。
「何歳になっても自分のやりたいことや目標を掲げて自己実現のために生きていきたい」という方は、自分のための時間より子供に費やす時間の多くなる子育てを重荷に感じてしまうかもしれません。

完璧主義

完璧主義者の人もまた子育てには向いていないと言われます。
完璧主義者とは「必要以上に理想が高く妥協ができない」「不足や欠点を許さない」「自意識過剰で他人からの評価を気にする」といった特徴を持つ人です。
完璧主義の人はあらゆる面で妥協ができず、ちょっとでも自分の思い通りにならないとストレスを感じてしまいます。
子育てにおいては子供の能力や容姿、学歴など、子供にまで完璧を求めてしまう可能性も。
「こうありたい」と高い理想を掲げていても、自分とはまた異なる人格を持つ子供を育てる上でそのギャップは避けられません。
完璧主義者の子育ては自分ばかりでなく、子供を苦しめてしまう危険をも孕んでいるのです。

「完璧な自分を目指したい」「現状よりもっと良くしたい」と高みを目指す志は一見前向きに見えますが、一方で現在の自分を否定することにもつながり、完璧主義の人は自己肯定感も総じて低くなる傾向があります。
自己肯定感が低いと他人と比較したり、自分はダメだと精神的に不安定にもなりやすいため、人よりも子育てに苦を感じてしまうかもしれません。

幼少期の愛情不足

先に述べたように、幼少期に愛情を注がれて育ったかどうかは自身の子育てにも少なからず影響があります。
幼少期に両親から十分な愛情を注がれなかった人は、自分の子供に対してもうまく愛情表現ができなかったり、どう接していいかわからないといった悩みに陥りやすいです。
愛情深い親子関係を知らないため、自分がどのような親子関係を築いたらいいか、イメージも湧かないでしょう。

もちろん自分自身が愛情を注がれなかったと感じている経験から「自分の子供にはたっぷり愛情を注いであげたい」と前向きに捉える人もいます。
しかしそうしたケースでも、円満な親子関係を経験してきていないがために過度に理想的な親子をイメージしてしまい、過干渉になるなど歪んだ子育てをしてしまう可能性を秘めているので注意は必要と言えます。

社会不適合

早起きができない・ルールが守れない・集団行動ができないなど、いわゆる「社会不適合者」と言われる特徴が当てはまる人もまた子育てには向いていないと言えます。
これらは社会人としての適性であると同時に、義務教育を受ける子供たちを育てるための親の適性とも言えるからです。
中にはそんな親を反面教師にして立派に育つ子供もいますが、基本的には親が子供に正しい姿を見せようと努めねばなりません。
社会不適合である自覚がある人は子育てをするにあたって自分自身の考えや習慣を見直す機会がまずは必要かもしれません。

ストレス耐性が低い

ストレス耐性が低い人もまた子育てには向かないと言われます。
子育ては、授乳や夜泣きによる寝不足、家事との両立や子供と遊ぶ等の肉体的疲労、子供が言うことを聞かないイライラ、親同士の交流などによる精神的疲労などさまざまなストレスに直面します。
ストレス耐性が低く、すぐに悩んでしまう人や体調に出やすい人は子育てで人一倍苦労するかもしれません。
また、溜め込んだストレスを子供やパートナーにぶつけてしまい、虐待につながってしまったり、夫婦仲が破綻してしまう可能性もあります。

子育てに明確な適性はないが、対策はできる

ここまで子育てに向いている人・向いていない人の特徴をざっと見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
冒頭でも述べましたが、子育ての適性は明確に断言することはできませんし、そもそも適性などというものが存在するのかもわかりませんので、あくまで自己分析の一つとして捉えてもらうといいでしょう。
ある程度自分の性格が客観視できていれば、対策することができます。

例えば「自分にはやりたいことが山ほどある」と自覚していれば子供を持つタイミングについてパートナーと話し合っておくことが大切になってきますし、完璧主義や自己肯定感の低さを実感していればカウンセリングを受けたり考え方を見直すよう心がけることができます。
ストレス耐性が低いことがわかっていれば、ストレスとの向き合い方、自分の機嫌を自分で取る手段をあらかじめ考えておくことや、パートナーや実家にサポートを仰ぐこともできます。

また、人間には母性本能・父性本能がありますから、産む前は子供に愛情を注げるか不安でも、産んでから変わることも十分にあり得ます。
産む前からあれこれと考えすぎて自信を無くしてしまっている人も多いかもしれませんが、自分達が育てたいと思うのであれば、その気持ちに従うのが一番です。
適性うんぬんよりも、産んで育てる責任と覚悟の方がよっぽど大事ですよね。
子供のいない人生を選ぶのか、子供を産んで育てる人生を選ぶのか。
自分たち夫婦がどういう選択をしたいのか、今一度真剣に向き合ってみてはいかがでしょうか。

まとめ:後悔しないための一つの判断材料にしてみては

今回は、「子育て適性を考える」と題して、子育てに向いている人・向いていない人の特徴をご紹介しました。
「自分は子育てには向いていない」「子どもを育てられる自信がない」と思っていても、妊娠・出産を経て気持ちの変化が生じる方も多くいらっしゃいます。
本サイトにたどり着く方の多くはDINKs志向をお持ちの方であることと思いますが、中には「自信はないけれどいつか産みたい」と、まだ岐路にいて悩んでいる方もいますよね。
しかしこれらはあくまでも一つの判断材料、自分の性格を客観的に把握するためのきっかけと思って活用してみてくださいね。


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