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日本で子育ては難しい?現代人が子どもを産むのが不安になる4つの理由

「海外に比べて日本は子育てがしづらい」
そんな意見を耳にする機会が以前と比べて増えてきたように感じます。

最近ではひろゆきさんの「賢い人は子供作らないよね」という発言が話題になりましたが、この話はまさに日本での子育ての難しさを物語っているのではないでしょうか。

ネット上では「こんな世の中で子育てなんて地獄に子供を産み落とすようなもの」といった過激な意見も見かけましたが、なぜそれほどまでに日本での子育ては難しいと言われているのでしょうか?

夫婦によって子どもを持つ・持たないという選択は分かれるものの、どちらの選択も取れるように現状を把握しておくことは重要ですよね。
そこで今回は、日本での子育てが難しいと言われる原因についてご紹介いたします。

なぜ日本で子育てするのは難しいと言われるのか?

ネット上では「日本での子育ては特に難しい」という意見を見かけることが増えてきたように感じます。

なぜ日本で子育てするのは難しいと言われるのか?
その原因として以下の4つが考えられます。

  1. 女性への負担集中
  2. 世間体を気にする文化
  3. 核家族化
  4. 経済的な不安

出生率の低下自体はアメリカ、中国、イギリス、ドイツなどの先進国やインド、フィリピン、ブラジルなどの若い人口が多い国でも起きていることであり、日本特有の問題ではありません。

しかし、子育てのしやすさにおいては日本は他国よりもレベルが低い部類に入るようです。

ここからは日本で子育てするのが難しいと言われる4つの理由についてさらに深掘りしていきます。

女性への負担集中

日本では女性が育児や家事など家の仕事をするのが当たり前になっています。
近年になってようやく男女平等への一歩を踏み出しましたが、まだまだ発展途上。

夫が育児・家事を手伝わない家庭はまだまだ多いようです。
その証拠として、厚生労働省の令和2年度雇用均等基本調査では、男性の育休取得率は12.65%、そして育休を取得した男性の28.33%は5日未満しか取得できていません。
子供のためを考えると出来る限り長い期間、一緒に過ごす時間を楽しみたいものですが、キャリアを考えるとそれもまた難しいという事情もあります。

ただ、それは女性にとっても同じこと。
男女ともに育休を取りやすい社会になっていかない限りは、女性のワンオペ育児やキャリアを追求できないといった問題を改善していくことは難しいでしょう。

世間体を気にする文化

日本は世間体を強く意識する国民性を持っています。
「人からどう見られるか」を考えすぎるあまり、ストレスばかり溜め込んでしまうのです。

日本では自己犠牲が美徳とされ、女性は結婚して子供を持ったら家に入るのが当たり前。
人間誰しも、時には自分の好きなことをしてガス抜きもしたくなりますが、自分で育児をしない時間が少しでもあると「子供をほったらかしにしている」といった評価を下されてしまうかもしれません。

海外のママはベビーシッターに子供を預けて自分の時間も適度に楽しんでいるそうですが、日本であまり流行していないのはそうした人目を気にする背景があるのでしょう。
日本人の世間体を気にする国民性が女性の息抜きを許さず、子育てのハードルを高くしているのかもしれません。

核家族化

現在の日本では核家族化が進み、両親と別々に暮らしている世帯が多いです。
我々の親世代は2世帯あるいは3世帯で暮らすのが一般的で、親と一緒に子育てができました。
自分が困った時や休みたい時は親に頼りやすい環境にあったのです。
しかし、両親と別々に暮らしていると両親の助けを借りづらくなります。

また、先ほどの話にもあったように、頻繁に子供を預けると周りから何か言われる可能性もあります。

夫婦2人が交代で子供の面倒を見れるのであればだいぶラクになると思いますが、現状は育休が取りやすい環境とは言えず、女性だけのワンオペ育児になるケースも少なくありません。

経済的な不安

生きていくためにはお金が必要ですが、子育てにはお金がかかります。
お金を稼ぐためには仕事をする必要がありますが、そのためには子供をどこかに預けなければなりません。
子供を預けるのには料金が発生します。
稼ぐために仕事をするのに子供を預けるのにお金がかかるって、ちょっとした矛盾を感じますよね。

また、子供が大きくなれば幼稚園〜大学までの教育費用も必要になるでしょう。
大学まで全て公立でも約720万円、習い事をすればさらにプラスで必要です。
経済的に不安がある夫婦が子育てに対して消極的になるのはごく自然な反応かもしれません。

まとめ

今回は日本での子育てが難しいと言われる原因についてご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
日本で子育てをするのが難しいと言われる理由には、経済的な理由と社会文化に起因する理由があります。
女性への負担集中や、世間体を気にする文化、核家族化などが本来であれば有効な行動を阻害しているのかもしれませんね。
日本の子育て支援はまだまだ発展途上ですから、いまの日本で子供を持つためには周りの人の助けをうまく借りられないと難しそうです。

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