DINKs

DINKsは後悔する? 将来「子供を産んでおけばよかった」と思うのか

「DINKs」とは「Double Income No Kids」の略で、子供のいない夫婦や子供を持たないという価値観を示す言葉です。
この記事を読んでくださっている方の中にも子どもがいない、または子どもを持たない人生を考えている方が多いことと思います。
DINKs夫婦の中には、子供を持たず二人で生きていく人生を選択したけれど「後悔している」または「将来後悔するのではないか」と漠然とした不安を抱えて日々を過ごされている方もいらっしゃるかもしれません。

ふと「子どもがいる人生」を羨ましく思い、自分の選択を後悔してしまう・・・
そんな瞬間は、子なし夫婦にも訪れ得ると思います。

そこで今回は、DINKsは将来、後悔するのか?について考えてみたいと思います。

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DINKsは後悔する?「子どもを産めばよかった」と後悔する瞬間

「結婚し子供を育てる」というのが日本、いや人間社会に古くから根付いている生き方ですね。
高度な発達を遂げてきているとはいえ生物である以上生殖は人間が持つ自然な本能です。
DINKsや選択子なしという生き方は現代に入り急速に認知が広まってきたものであり、まだまだ理解が深まっていない部分も当然多いと思います。

夫婦二人での生活がどんなに幸せで充実していても、いつか「子どもがいない人生」を後悔してしまうのではないか。
DINKsという生き方を選択する上で、そう思って不安になることがあると思います。

幸せな家族像を思い浮かべてみてください。
そこにはきっと「子供」の存在が描かれていることでしょう。
子供のいる家族が健全な家庭の姿であり、幸せの形であると小さい頃からイメージしてきた人が多いと思います。
自分自身も親から生まれた子供であり、生まれた時から家族の形を持っていて、夫婦二人で生きていくという選択肢があるなんて小さい頃は思ってもいなかったに違いありません。
子どもがいない家族は「不完全」なのではないか、と思ってしまうこともあるでしょう。

DINKsが後悔する瞬間①身内や友人に子どもが生まれた時

兄妹や友人に子どもが生まれたときに後悔の感情が湧いてくる可能性はあります。
他人の子供を可愛いと感じない人でも、身近で大切な人の子供はやっぱり可愛いもの。
顔が似ていたりなんかするととっても愛おしく思えてきますよね。
「自分たちに子どもがいたらどうかな」と思いを巡らせ、後悔する可能性がないとは言い切れません。

DINKsが後悔する瞬間②子どものいる幸せそうな家族を見た時

ふとした時に、絵に描いたような幸せそうな家族を目にすることがありますよね。
ただいまと家に帰ると子供たちが嬉しそうに玄関まで出迎えてくれる姿や、お父さんお母さんと手を繋いで嬉しそうに歩いている子供の姿、結婚式で両親への手紙を読まれて涙ぐむ親御さんの姿。
どれも子どもがいないと味わえない幸せだと思います。
そういった場面に出会うと「子どもがいる人生も幸せだったかも」と感じるのではないでしょうか。

DINKsが後悔する瞬間③子どもが可愛いと思った時

子どもが嫌い、苦手で子供を産まない選択をしたDINKs夫婦も中にはいると思います。
どうしても可愛いと思えないというのも一つの個性であり、決してネガティブな側面とは言い切れません。
しかし、そんな子供嫌いの人でも、子どもが可愛いと思う瞬間は訪れるかもしれません。
先ほどお話しした身近な人の子供もそうですし、年を取ってきて素直で無垢な子供の姿が「可愛い」と感じるように変化することも。
「あの時はそう思えなかったけど、子どもが可愛いなと思えるようになった」と考えが変わり、後悔する可能性はあります。

子どもを産まなかったことを後悔しそうになった時はどうしたらいい?

DINKsという価値観や生き方は従来から存在はしていたものの、近年スポットライトが当たるようになったばかりで、日本ではまだまだ当たり前の選択とは呼べません。
だからこそ、子どもがいる他の家庭と比べてしまい葛藤することや選択を後悔してしまうこともあるでしょう。

しかし、それは子どもがいる夫婦にも言えること。
子どもを産んだら、子どもがいない人生に戻ることはありません。
子どもが独り立ちをしたら夫婦二人での暮らしがまた待っているかもしれませんが、それでも自身は誰かの親であり、親としての人生を生きていくことには変わりありません。
子どもを産んだことを後悔するというワードは、暗黙の了解でタブー視されている部分もありますが、それでも子どもがいない二人暮らしの夫婦を見て「あちらの人生も良かったかもなあ」と選ばなかった人生に思いを馳せることがないとは言い切れません。

人間は弱い生き物です。
子どもがいてもいなくても、自分の選択を後悔してしまう弱さは誰にでもあるのではないでしょうか。

DINKsであることを後悔しそうになった時は、思い出してください。
あの時「夫婦二人で生きていこう」と決めた自分の心を信じてみる。
心が揺さぶられそうになった時は「目の前の幸せ」に目を向けてみる。
人生は選択の連続です。
選ばなかった方の道のことを考え続けていては前向きに生きていけません。
選び取った道を歩き、幸せに目を向けて、丁寧に毎日を生きていきたいですね。

この先の人生をぼんやりと想像した時「後悔しないか」と不安になる

まだ見ぬこの先の人生をぼんやりと想像した時に「子供を産んでおけば良かったと後悔するのではないか」と不安になる方も多いと思います。
現状には満足しているけれど、40代、50代と年齢を重ねた時、夫婦二人では寂しいのではないか。
考えが変わるのではないか。
子供の成長を見るという幸せがなく、将来後悔しないだろうか。
老後、パートナーに先立たれた時に子どもがいなくても生きていけるだろうか。

私たち人間は「見えないもの」が怖い生き物です。
未来は誰にも見えず、不確実な世界。
先のわからない将来が不安になるのはごく自然なことです。
特に日本人は先々のことを色々想像し不安を感じる性質が強い国民性なのだとも言われています。

しかし、どこまでいっても未来は未来。
どの地点から見ても、どんなに悩んでもわからないことです。
そんな未来に対して「不安」な思いを持ち続けるよりも、今目の前にある幸せを感じ、その幸せが続いていくように努力をすることが大切だと思います。

人生は選択の連続です。
選び取った道が点と点で繋がっていき、自分の人生になっていきます。
欲しい未来は自分で描いていくほかありません。
自分、そして二人の選択を信じ、その選択がもたらす未来を信じて生きていってくださいね。

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