DINKs

子供がいない夫婦は老後どうなる?老後のための資産形成はどうしたらいい?

みなさん、老後に向けた準備は進んでいますか?
若いうちは時間がありますし、欲しい物も実現したい夢もたくさんあって、ある程度は何でも追求することができます。
そんな夢中で今を楽しんでいる時に老後のことなんて考えろというのも難しい話ですよね。

しかし今の世の中では「損を先に差し出す方が結果的により大きな利益を得られる」と言われています。
資産形成においてもそれは同じこと。
一番エネルギーがある若いうちに現状の生活を維持しながら資産形成を同時進行で進めることをおすすめします。

https://dinks.jp/wp-content/uploads/2022/01/1658196-e1643270041218-500x500.jpg
副編集長

今回は、子なし夫婦が老後に向けてどのように資産形成をしていけばいいのか、その方法について考えてみましょう。

子供がいない夫婦は老後どうなる?子なし夫婦の老後は厳しい?

人生の三大支出は教育費・住宅費・老後資金と言われます。
子供一人に掛かる教育費は最低でも1,000万円と言われていますし、大学まで通わせるとなると約3,000万円近く掛かります。
その点、子なし夫婦に教育費は必要ないため、収入にゆとりがあって優雅な生活を送っている、というイメージを持たれがちです。
しかし実際は、意外にも厳しい生活を強いられていたりします。
たとえ稼ぎが多くても手元にお金が残らないのです。
一体なぜでしょうか?

DINKs夫婦が経済的に苦しむ原因の大半は生活水準が高いことや、お金があるだけ使ってしまうなど平均的な家庭よりも支出が多いことにあります。
現役時代は稼ぎも良く、手元にお金が残らなくても毎月一定の収入が得られますから、さほど問題にはなりません。
しかし、長年送ってきたライフスタイルを老後になってから変更するのは非常に難しい。
よく老後資金は2,000万円必要だという話が持ち上がりますが、生活水準が高いDINKs夫婦であれば倍の4,000万円くらいは必要になります。

さらに、資産を形成するためには生活水準を落とすのが最も手っ取り早い手段だと分かっていながらも、「生活水準を落としたくない!」という方がほとんどでしょう。
私もその一人です(笑)

老後のための資産形成はどうしたらいい?

dinks 老後 資産形成

では、DINKs夫婦はどのように老後のための資産形成をしていけばいいのでしょうか?
それは、資産形成の基本はキャリアを積み重ねて収入を上げていく一方で、支出を減らす努力を怠らないことです。
収入から支出を差し引いて残ったお金が資産になりますから、稼ぎを増やすだけでは根本的な問題解決にはなりません。
稼ぎを増やすと共に、支出を見直す作業が欠かせないのです。

そこで、ここからは今の生活水準をできるだけ維持しつつ資産形成するためのコツを3つご紹介していきます。

無理なく資産形成するコツ1:最初に天引きする

お金はあればあるだけ使ってしまうのが普通です。
ですから、最初に収入から貯金・投資用のお金を天引きしておきましょう。
残ったお金が今のあなたが使えるお金になります。

問題は収入の何%を天引きするかですが、給料の10%あるいは月1万円など、無理のない範囲から始めましょう。
少しずつ資産が増えていけば、嬉しくなって次第に天引きできる額も増えていくはずです。
最初に天引きする習慣は放っておくだけでまとまった資産を築ける非常に強力なテクニックなので、今このタイミングで身につけておくことをオススメします。

無理なく資産形成するコツ2:3大固定費を抑える

くどいようですが、支出を減らさない限りは、どれだけたくさん稼いでも一向に資産は築けません。
そして、支出の中でも金額が大きくなりがちなのが固定費。
固定費は毎月安定して出ていくお金になるので、一度見直すだけでも大きな節約効果が見込めます。
人生の6大固定費は、「通信費・光熱費・保険料・住宅費・車の維持費・税金」の6つだと言われていますが、その中でも削減することで高い効果を得られるのが次の3つです。

  1. 通信費(携帯電話
  2. 保険
  3. 住宅費

まずはこの3大固定費を見直したいところです。
しかし、いきなり変えろと言われても具体的にどう見直せば良いか分からないと言う方もいらっしゃると思います。
続けて、3大固定費を見直す際に意識したいポイントについても解説していきます。

1.通信費を抑えるにはどうしたらいい?

通信費を抑えるためのポイントは、格安SIMに乗り換える、または料金プランを見直すことです。
中でもオススメは格安SIMに乗り換えること。
格安SIMとは、格安で利用できる通信サービスのことです。
例を挙げると、ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル、ahamoなど。
これらはソフトバンクやドコモ、auなどの大手キャリアが展開しているサブブランドになりますが、これらのサブブランドに乗り換えることで大幅に月額料金を抑えることが可能になります。
私も昨年ごろにソフトバンクからワイモバイルに乗り換えましたが、月6,000円近くの通信費を削減することに成功しました。
妻も乗り換えたので今は2人で12,000円/月です。

格安と言っても大手キャリアが使用している回線を借りて提供されている通信サービスなので、通信の安定性は十分。
多少回線速度は落ちますが、ほとんど気にならないレベルの遅延です。
データ使用量が少ない方や通信のほとんどをお家のWi-Fiで済ませている方は、格安SIMに乗り換えた方が圧倒的にお得なので、乗り換えを検討してみましょう。
ただし、データ使用量が多い場合は大手キャリアを利用した方がお得な場合もあるので、ご自身の利用状況に合わせたプランをお選びくださいね。

2.保険料を抑えるには?

保険料を抑えるためのポイントは、必要最低限の保険に入ることです。
保険には「積立」と「掛け捨て」の二つがありますが、掛け捨て一択だと思います。
月々の保険料も安く、積立型のように解約リスクがないので見直しがしやすいからです。
積立の方が資産を形成しつつ保険にも入れるのでお得に感じるかもしれませんが、金利がゼロに近い現代では正直うまみが少ないです。
ライフネット生命の代表取締役である出口治明さんも「保険は保険、貯蓄は貯蓄と分けて考えた方がいい。」と、著書でアドバイスされていました。
以上の理由から、保険は掛け捨てのものを選ぶと良いでしょう。

さて、次に気になるのがどのような保険に入るか?ですが、おすすめは「就業不能保険」「死亡保険」です。
保険の基本は万が一の事態に備えることですが、夫婦にとって一番困るのは今ある収入が途絶えてしまうこと。
共働きの夫婦なら二人に就業不能保険を付けておくと安心です。
もし、死亡保険も付けたい場合は稼ぎがある方だけで十分でしょう。

保険料の支払い額は小さなものですが、生涯続く支払いです。
塵も積もれば山となるという言葉通り、積み重ねで大きな差が出てきます。
保険は必要最低限を心がけましょう。

3.住宅費を抑えるには?

住宅費を抑えるには、DINKsマンション(コンパクトマンション)に住むことです。
多くのマンションは子持ちの家庭を想定し、部屋数が多くて間取りも広いお部屋を売りに出しています。
しかし、中には子なしの夫婦に向けた間取りが少し狭くて賃料が抑えられたDINKsマンションなるものが存在します。
一時は部屋数が減少していましたが、現在はまた徐々に人気が戻りつつあり、契約数も上昇傾向にあるようです。
家賃は収入の25%〜30%以下に抑えるのが良いとされていますから、あまり背伸びしすぎないことも資産形成においては重要と言えます。
住宅費を抑えたい場合は、DINKsマンションに移り住むことも検討してみてください。

無理なく資産形成するコツ3:たまに贅沢をする

支出を抑えるのに贅沢をするのは矛盾しているように感じるかもしれませんが、過度な節約は続きません。
むしろ、その反動でより多くのお金を使ってしまう場合が非常に多いのです。
資産形成が上手くいっている夫婦は節約三昧ではなく、年に数回旅行に行ったり、仕事が落ち着いたタイミングで高級料理店に足を運んでいるといいます。
お金は使って初めて価値が出るものでもありますから、時には贅沢もして有効なお金を使うようにしたいですね。

資産形成がうまくいっている子なし夫婦がやっていること

dinks 老後 資産形成

すでに資産形成が上手くいっている子なし夫婦の先輩方からも学びましょう。
今回は資産形成に成功した子なし夫婦が共通してやっていたことを2つご紹介します。

夫婦で収入を共にしている

夫婦になった以上はずっと一緒に暮らしていくことになるので、お互いの苦楽を共に乗り越える意識が欠かせません。
「稼ぎに差があっても、同じ財布でやりくりする。」
そうした平等意識や運命を共にしているという感覚を持つ家庭は、夫婦関係も上手くいきやすいようです。

片方にお金の管理を任せている(夫はお小遣い制)

資産形成が上手く行っている夫婦の多くは、どちらか片方がお金の管理をしています。
割合的には妻が管理している家庭が多いようですね。
その他にも、夫はお小遣い制にしているという点で共通しています。
もし、二人ともお金の管理が苦手な場合は、FPなど資産形成のプロや、お金の管理が上手な友人などに相談するのも有効な手段ですよ。

まとめ

今回は、子なし夫婦は老後に向けてどのように資産形成をしていけばいいのかについてご紹介いたしました。
老後の資産形成する上で最も重要なことは、無理のない範囲で現在の支出を減らすことです。
どれだけ稼いだとしても、収入の一部を貯めるか投資に回さない限り、まとまった資産を築くことは困難だからです。
固定費を見直すだけでも月に数万円浮きますし、収入の一部を天引きしておけば確実に資産は増えていくはず。
続けることが大事なので、まずは無理のない範囲から始めてみましょう。

カテゴリー

Google検索ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5

アクセス急上昇中の記事

注目トピック

あなたにおすすめ

PAGE TOP