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DINKsだけど子どもが欲しくなったらどうする?DINKs夫婦が養子縁組をしたケース

こんにちは。DINKS MAGAZINE コラムニストのLunaです。

令和の新しい生き方として認知が広がってきいる「DINKs」。
DINKsを選択している夫婦の中には「夫婦2人の生活に満足しているし幸せ」「仕事もやりがいがあるし一生このままでいい」という人もいれば、「子どもが欲しかったけれど、できなかったので諦めた」という人もいます。
様々な理由でDINKsになった人がいることと思います。

しかし、現在はDINKsという生き方に満足していても、周りの環境が変わったり、年を重ねていくうちに「子どもを育てたい」と心の変化が訪れるかもしれません。

そこで今回は、DINKsだけど子どもが欲しくなったら養子縁組できるのかについてお話しするとともに、DINKs夫婦が養子縁組をしたケースについてもご紹介したいと思います。

そもそも「養子縁組」って何?

養子縁組とは、血縁関係にない人同士が法律上の親子関係を結ぶための制度です。
生みの親が違っても親子関係になることができる法的な仕組みで、子宝に恵まれなかった際、家系の存続のために養子を取るなど日本では古くから行われてきました。

養子縁組には以下の2種類があります。

普通養子縁組

養子の生みの親である実親との親子関係が存続したまま、養親と親子関係を結びます。
そのため、子どもは両方の親から相続を受け取ることができます。
独身の方でも養親になることができます。

特別養子縁組

実親との親子関係は終了し、養親のみと親子関係を結びます。
相続も養親からのみです。
こちらは配偶者の方がいなければ養親になれません。

DINKsが子どもを欲しくなったら養子を迎えられる?

現状は2人での生活に満足していて、この先ずっとDINKsとして生きていく人生もいいなと考えている。
だけど先のことはまだわかりませんよね。
今は良くても、将来、急に子どもが欲しくなったらどうしようと不安に感じているDINKs夫婦の方は多いのではないでしょうか。

また、不妊などの理由で子どもを授かれず、DINKsとしての人生を受け入れて生きてきたけれど、それでもやっぱり子どもを育てたい気持ちが諦めきれない、という方もいらっしゃると思います。

DINKs夫婦が子どもを欲しくなった場合、養子を迎えることは選択肢の一つとしてあります。

まずは、児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」に連絡すると、今住んでいる地域の児童相談所につないでもらえます。
その時に「養子縁組を考えています」と伝えると、担当者に代わってもらえます。
児童相談所では、手続きの手順を説明してくれるのはもちろんのこと、さまざまな相談に乗ってもらうことができます。

養子縁組になるにはいくつか条件がありますので、今回はざっくりと紹介します。

普通養子縁組

養親が成年に達しており、養子が養親より年下であること。

特別養子縁組

夫婦の一方が25歳以上、一方が20歳以上で、養子は15歳に達していないこと。

などが条件になっています。

上記の条件に加え、子どもを育てられる環境であるかという審査もあります。

養子を受け入れるまでには6ヶ月以上かかると言われています。
養子縁組の希望者が多く、待機状態であればさらに時間がかかります。
民間で養子縁組をあっせんしている企業もあるので、そちらも視野に入れてみてもいいかもしれません。

一時的に子どもを預かる里親制度などもあるので、そちらで一度様子を見るというも選択肢の一つです。
ただしこちらも手続きは簡単ではありませんので、気軽にできるものではないということは念頭に置いておきましょう。

子どもを受け入れることは、それだけ慎重にならなければいけないことです。
もし養子縁組や里親を考える機会があれば、パートナーとしっかりと話し合ってみてくださいね。

もっと詳しい養子縁組の内容が気になる方は、厚生労働省のサイトをチェックしてみてください。
政府広報オンラインに分かりやすくまとめてありましたので、そちらをリンクしておきます。
↓↓↓↓

政府広報オンライン

DINKs夫婦が養子を迎えたケース

DINKsとして二人で生活していたけれど、子どもが欲しくなり、40代になってから養子を迎えた夫婦の実例をもとにご紹介します。
まずはじめに児童相談所に養子縁組がしたい旨を相談しに行き、申請や認定・登録などの手続きを進めていったそうです。
申請時には希望する養子の性別・年齢や「病気や障がいはどの程度受け入れられますか?」といった内容の質問があり、その内容次第でかなり倍率が変わるようです。
ご縁があり、紹介してもらうことができたら、詳細を聞き、「この子を迎えますか?」と最後に確認があり、ここで養親になることが決定します。
そのあとは子どもと会う回数を少しずつ増やしていき、迎え入れることができます。

実際の生活については「思春期がとても大変で、苦しかった」と振り返る人も。
しかし「養子だから大変だと感じたわけじゃない。思春期の気苦労はどの家庭にも訪れる問題だ」と感じているそうです。

子どもが大きくなった時、生みの親を知りたいと言われたらどのように伝えたらいいだろうか、というのが養子縁組ならではの悩みのようです。
デリケートな問題でもあるため、もし養子を迎え入れるのであれば、将来どのように伝えるべきか、子どもが大きくなるまでに考えておく必要がありそうです。

最後に少し私の身の上話をさせてください。
私自身、実際に養子縁組を考えている者の一人です。

昔から子どもが大好きなので、子どものいる人生を夢見て生きてきました。
もちろん以前は実子を前提に考えていましたが、ある時、養子縁組を視野に入れるきっかけがありました。

以前携わっていた仕事で、何度か児童養護施設に行く機会があったんです。
施設の子どもたちはみんなとても優しく、たまにしか来ない私のこともいつも笑顔で出迎えてくれました。
人が来ると、本当に喜んでくれるんです。
ですが、ふと見せる表情はみんなどこかいつも寂しげでした。
施設の方々も、もちろんいっぱい愛情を注いでいる様子でしたが、やはり「親がいること」「自分の家族がいること」は子どもにとって大切なんだと感じ、養子縁組や里親を考えるようになりました。

私自身は、実子だろうが養子だろうが、一緒に一つ屋根の下に住んで生活を共にすればかけがえのない家族になれると思っています。
しかし、旦那は「血のつながりがない子を育てるなら2人で暮らしたい」と言います。
そういった意見があるのもまた事実なので、パートナーとの価値観の擦り合わせや話し合いがとても大切だと感じています。

生きていくための決断ってとっても難しいですよね。
同じような境遇の方がいれば、この気持ちを共有したいです。
話がそれてしまいましたが、このような経緯で私は養子縁組について考えるようになり、今現在も考えています。
今後も、養子縁組に関する情報があればまとめていきたいと思います。

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